ホーム > 省エネ豆知識 > 省エネチューニング 省エネルギーチューニングとは? 「省エネルギー」と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか? ・冷房の設定温度を上げる? ・不要な照明を消す? これらの答えももちろん正解のひとつです。しかし、この我慢の省エネは、何かマイナスのイメージが浮かびませんか? 人間は明るく前向きの目標に対してはやる気が起き発奮しますが、後向きのものに対してはなかなか長続きしません。 では、省エネルギーを前向きに進める良い方策はないのでしょうか? 自動車を思い出してみてください。 大きさの違う車、排気量が1,500CCであったり3,000CCであったり、重量が1tであったり2tであったり。 これらの車の燃費を比較すると当然違いがでます。では、まったく同じ車であったなら燃費も同じになるでしょうか? 答えは否ですよね。運転の仕方、運転手の癖によって燃費は異なってきます。スムーズに車を走らせる人や『急』のつく 動作の好きな人。同じ重さのものを同じ距離運んでも、運転方法によって燃費には差がついてきます。 ビルや工場のエネルギー消費にも同じことがいえます。 ビルの設備管理者によって、同じような居住環境を提供していても、エネルギー消費量が多かったり少なかったりするのです。 この運転方法の最適化による省エネルギーを、我慢の省エネに対して運用改善型の省エネといいます。 自動車の競技に燃料消費量の少なさを競うエコランがあります。ビルや工場の省エネルギーも自動車のエコランのように、前向きの目標を立てて利用者が一体となって推進すると、大きな効果が発揮できます。そして、この運用改善型の省エネルギー は、初期投資がほとんど要らないという大きなメリットがあります。コツさえ知っていれば、とても入りやすい省エネ推進方法なのです。 省エネルギーには3つの手法があります。 ひとつは、一番最初に述べた節約型の『我慢の省エネ』。 もうひとつは省エネ対策機器導入による『投資型省エネ』。 そして、最後がこれまで説明してきた投資不要の運用改善型省エネです。車のエコドライブと同様に、機器類も運転の仕方でエネルギー消費量が変わってきます。 これが『省エネルギーチューニング』といわれる手法です。 この運用改善型省エネチューニングこそケンファシリティーズの得意とするところです。